育児

子どもの乾燥肌 治療と回復経過 

冬になり寒さが増した今日この頃、

1歳の娘のあやちゃんの腕や足・お腹や背中に鳥肌のようなざらつきが。

乾燥かな、とローションタイプの保湿剤をお風呂後に塗っても改善されず、

クリームタイプの保湿剤を追加するも効果なし。

さらにかゆみも出てきたのか、掻いてしまい引っかき傷になってしまう始末。

市販の保湿剤・保湿クリームでも改善されなかったので皮膚科を受診しました。

病院で受けた診察の内容と治療方法、その後の回復経過を記録として残します。

 

 

 

1.子どもの乾燥肌 原因と症状

子どもの肌がなぜ乾燥してしまうのか、自分なりに調べてまとめてみました。

子どもは皮脂腺が未熟なため、肌のうるおいを保つ皮脂の分泌が少ない状態で、肌が乾燥しやすいです。また子どもは角質も薄いため、肌のバリア機能が低く、肌の表面が無防備な状態にあります。そのため、ハウスダストやダニ、花粉などによる刺激を感じやすく、それがかゆみとして症状に出てきます。

かゆみに対して子どもが掻きむしってしまうことで肌に傷がつき、そこから免疫反応を引き起こす物質「抗原」が入り込み、その抗原を撃退しようと抗体を作るために肌は炎症を起こします。炎症するとさらにかゆみが増す悪循環に陥り、さらに搔きこわしてしまうという負のループが生まれてしまうようです。

負のループに陥らないためにも、かゆみが出てくる前に乾燥肌を予防していく必要があります。

そのためには子どもに足りない水分やバリア機能を補うために保湿をしていくこと大切です。子どもは自分で保湿やスキンケアができないので、大人がしっかり保湿していく必要があります。

2.子どもの乾燥肌 市販の保湿剤を試した結果

あやちゃんの乾燥に気づいてから2種類の保湿剤を使用して経過をみていました。

アロベビーミルクローション

まず試したのが「アロベビーミルクローション」

 

 

もともとあやちゃんが1歳未満のときに使用していて特に皮膚トラブルも起こらなかったのでまた使用してみました。ローションタイプなのでさらっとしていてべたつかないので通年使用していたのですが、今回の乾燥には保湿力が弱かったのか乾燥は改善されませんでした。塗った直後は肌の表面がしっとりとするのですが、1時間ほど経過するとカサカサ肌に戻っていました。

アトピタ保湿しっとりクリーム

次に使用したのが「アトピタ保湿しっとりクリーム」

 

 

乾燥肌ベビー用の保湿スキンケアシリーズということで、肌に優しく、乾燥に特化している製品のため使用しました。こちらはクリームタイプなのでローションタイプのアロベビーよりもしっとりとしていて、塗った後もしばらく肌がクリームで白くなっていました。なんだか肌が守られていそうだなと期待して1週間ほど使用を継続しました。

結果は、、、こちらも塗った直後はいいのですが、数時間経過すると肌のカサつきがまた出てきてしまって、改善はありませんでした。

肌の乾燥だけで受診するのもなあと思い2週間ほど様子見をしていましたが、かゆみも出てきたのかお腹や足を出血するほど搔きむしってしまうようになったので、受診を決意しました。

2.皮膚科受診 医師に教わった保湿ケアの方法

あやちゃん、皮膚科を受診しました。

その際に、やはり乾燥からくる皮膚トラブルだったようで弱めのステロイド「ロコイド軟膏」と保湿剤「ヒルドイド軟膏」を処方していただきました。また、保湿剤を塗るときのポイントを教えていただいたので紹介します!

①入浴後5分以内に保湿する

②保湿剤はたっぷりと塗る(下記に量と塗り方の詳細あります!)

③保湿剤はすり込まない

①入浴後5分以内に保湿する

入浴後は肌が濡れています。その水分が気化する際に皮膚の水分が失われてしまうので、入浴後はタオルドライしてすぐに保湿剤を塗ることで、皮膚に蓋がされ効果的に保湿ができるそうです。

なので我が家では脱衣所に保湿剤を置いておいて、すぐに保湿剤を塗れるようにしました。

②保湿剤はたっぷりと塗る

大人のひとさし指の第1関節分たっぷりと保湿剤をとり、それを部位ごと(顔、お腹、背中、腕などにそれぞれ)に塗ると効果的なようです。かなりベタベタになりますが、これが子どもの肌のバリアの代わりになるんですね。

③保湿剤はすり込まない

子どもは肌のバリア機能が弱い分、手の摩擦も刺激となります。保湿剤を塗るために肌を擦ることも刺激になってしまうようです。そのため、保湿剤を塗るときは優しく、乗せるように塗るといいとお聞きしました。

3.ステロイドの使用と回復経過

あやちゃんは搔きこわしてしまい、肌の炎症を起こしてしまっていたので、ステロイド外用薬の「ロコイド軟膏」が処方されました。

ステロイドというと副作用がこわいですが、使用方法や注意事項を守れば問題ないようなのであやちゃんにも使用しました。※ステロイドについては後日別記事にまとめようと思います。

今回はあやちゃんに使用した際の経過を記録します。(記録といいつつ写真を残していなかったのでメモ程度です。)

‣1日目:皮膚の変化はなし。皮膚を掻くことはなくなった。

‣2日目:搔き壊した皮膚がほとんどかさぶたになった。

‣3日目:かさぶたもほとんど目立たなくなった。

‣1週間:ほとんど皮膚のざらつきも気にならなくなり、使用を中止。

※「ロコイド軟膏」は1日1回患部に使用の指示があったので、入浴後の肌が清潔な状態で顔以外の全身に塗りました。

使用期間が1週間と短かったので、皮膚が薄くなったり血管が浮き出て見えるなどの副作用症状も出ることなく経過することができました。

数日使用しただけでも肌の乾燥が改善されたので、もっと早く受診させてあげればよかったです。ステロイドは優秀なお薬ですね。

4.まとめ

子どもの皮膚の特徴

・肌のうるおいを皮脂が少なく、肌が乾燥しやすい

・肌のバリア機能が低く、外部からの刺激を受けやすい

そのために、皮膚の乾燥が起こりやすく、そこからかゆみなどの症状が出て掻き壊してしまい症状の悪化を招きやすくなっています。これらを予防するために、念入りな保湿が必要になります。

 

皮膚科の医師に教わった効果的な保湿ケア

①入浴後5分以内に保湿する

②保湿剤はたっぷりと塗る

③保湿剤はすり込まない

ステロイドの使用と回復経過

皮膚科を受診し、保湿剤に加えてステロイド(ロコイド軟膏)の処方があり、使用すると数日で長女あやちゃんの皮膚トラブルは改善されました!

効果的な保湿で皮膚トラブルを予防しつつ、皮膚トラブルが起こった際には早めに受診して悪化する前に治してあげたいです。

 

ABOUT ME
あやはるの母
2学年差ほぼ年子姉妹+夫婦の4人家族。ズボラ母とおてんば娘たちの日々の子育て記録です。チャレンジ教材やモンテッソーリ教育をゆるく取り入れた知育についても発信していこうと思います。